東京に進学が決まり、物件を探しに行きました。

もう何年も前の話です。

2歳年上の姉が、東京の大学に進学することになりました。

姉は、小さい頃から「家」の事に興味がある子供でした。

「家」というのは、間取りや内装、それからインテリア関係等々、とにかく「家」全般に興味があったようです。

そんな姉ですから、自然と進学先もそういった方面の学校に進むだろうというのは、家族皆が思っていたことです。

両親は県内の学校に進学して欲しかったようです。

しかし、そういった学校は県内にはありませんでした。

姉が目を付けた学校は東京の学校でした。

そこは、色々な科があり、CMでも度々目にする学校です。

両親に相談した際、初めは渋っていましたが、本人のやりたいことなら、と納得したようです。

無事、学校の試験にも合格し、いよいよ住む物件探しの始まりです。

東京の事は何も分からない田舎者ですので、学校推薦の賃貸アパートを数軒見学したようです。

幾つかの物件を見て廻り、一番家賃の安い物件に決めたようでした。

東京の家賃はこちらとは比べ物にならない程高いですから。

姉がそのアパートに住んでいる時に、私も数回遊びに行ったことがあります。

それは、1Kのとても小さな部屋です。

ロフトベッドになっていて、ユニットバスが付いています。

駅が近くにあるらしく、電車が通るたび、音が聞こえてきました。

夏場に行ったので、とても蒸し暑かったことを覚えています。

東京の暑さは、田舎の暑さとは全く違います。

ジメジメとした暑さです。

しかし、姉はそれなりに東京での暮らしを楽しんでいるようでした。

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